DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパン株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:林 靖夫)は、ドイツ・イエナの科学機器メーカー、AnalytikJena社(以下:アナリティクイエナ社、エンドレスハウザー・グループ)のリアルタイムPCR装置qTOWER irisを新モデルとして2024年4月より販売いたします。
PCR(ポリメラーゼ連鎖反応Polymerase Chain Reaction)という遺伝子解析技術は、生物の遺伝情報を含むDNAの特定の箇所を複製して増幅させる方法で、感染症の診断や遺伝子診断、食品検査、環境モニタリングなど様々な分野で広く使われています。
リアルタイムPCR装置は、そのPCR反応の過程をリアルタイムでモニタリングすることができる装置で、アナリティクイエナ社のqTOWER irisは、これまでのqTOWER3シリーズからデザインを一新し、精度の高い温度制御機能や高性能光学系システムはそのままに、進化した後継機種として新しく登場しました。
多色解析に必要なソフトウェアアルゴリズムが大幅に改良され、各蛍光波長のクリアなシグナル感知が可能となり、より効率的に増幅産物を検出、定量的解析を行うことが可能です。
また、検出波長範囲は、これまで可能であった範囲からさらに拡張され、業界初となるUV-Aから近赤外光まで対応します。最大6色まで、カラーモジュールを自由に組み合わせることで、様々なユーザーニーズに応えます。
AnalytikJena社について
アナリティクイエナ社は、1864年カール ツァイス氏によりドイツ・イエナ市に創設されたカール ツァイス イエナ社を前身とする科学機器メーカーで、顕微鏡や光学部材製造で培われた高度な技術を生かした革新的な技術開発や事業買収を通して、世界市場においてグローバルなビジネス展開を行っています。原子吸光、ICP発光分光、TOC計などの分析装置をはじめ、サーマルサイクラーやリアルタイムPCRなどのライフサイエンス製品、研究の効率化を図るラボオートメーション製品といった様々な分野の製品を取り扱っています。
DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパン株式会社について
日本においてDKSHは、DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパン株式会社、およびDKSHジャパン株式会社で構成されています。両社は、世界36のマーケットで事業を展開するスイスのグローバル企業「DKSHグループ」の一員です。1865年(慶応元年)に横浜で創業した「シイベル・ブレンワルド商会」を源流として、日本の産業と文化の発展に貢献してきました。現在、DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパンは「消費財事業部門」、「テクノロジー事業部門」の2つの事業部門を展開しています。テクノロジー事業部門は、各種産業機械、工作機械を中心に欧米およびアジアの一流メーカーの最先端テクノロジーを幅広く提供するとともに、質の高いアフターサービスをお届けしています。一方、DKSHジャパンは、生産資材事業部門を運営しております。
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