Local & Trade News | Sep 27, 2022

臨床試験: ピクノジェノール®がレストレスレッグス症候群の症状を緩和・予防する

DKSHジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:石原滋)は、日本国内販売代理店を務めるホーファーリサーチ社が行った新しい臨床試験において、診断で見落とされがちなレストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)の症状緩和にピクノジェノール®が有効であったことを発表しました。



新たに実施された臨床試験では、脚がムズムズする、搔きむしりたくなる、ズキズキする、痛痒いといった感覚による強い不快感や睡眠障害を引き起こすレストレスレッグス症候群対し、ピクノジェノール®Pycnogenol®;ホーファーリサーチ社、スイス)フランス海岸松樹皮エキスの有効性が確認されました。レストレスレッグス症候群(RLS)は“むずむず脚症候群”とも呼ばれ、日本においては人口の2%~5%の200万~500万人、米国では人口の10%近くが罹患しているとの調査結果もあり、他の健康問題に影響する可能性もあるため見逃せない課題となっています。日本では治療を必要とする患者は70万人ほど存在するといわれ、女性の割合が男性の1.5倍であることも特徴の一つです。

 

「レストレスレッグス症候群は、診断の際に見落とされたり、否定されたりしがちですが、微小循環に起因した症状がよくあります。多くの罹患者は、症状が大げさであるだとか、気のせいだと思われることも多く、悩みを聞いてもらえないと感じています。この研究結果は、有効な天然成分により、患者がより快適に過ごせることを示しています」と、論文の著者であり著名な自然療法医であるペスカトーレ博士は述べています。

 

この不快な症状は、年齢に関係なく始まり、悪化する可能性があります。この症状に悩む人の多くは、睡眠中やデスクワーク中など、長時間座ったり横になったりしていると、足を虫が這うようなムズムズする感覚、搔きむしりたくなる感覚、ズキズキする拍動性の痛みを覚えます。足を動かすと、一時的に不快感が和らぎますが、動きを止めると、また同じような感覚に襲われることがあります。レストレスレッグス症候群の患者は、睡眠の質の低下、疲労、ストレスレベルの上昇にも悩まされることがあり、日常生活の他の側面にも影響を受けている可能性があります。

 

学術誌 Panminerva Medica に掲載されたこの研究では、レストレスレッグス症候群に悩まされる45名の被験者を対象に臨床試験を行いました。21名の被験者には1日あたり150 mgのピクノジェノール®を摂取させ、別の24名の被験者には対照群として標準的な生活管理指導を行いました。4週間後、ピクノジェノール®を摂取した被験者には、レストレスレッグス症候群のすべての特徴的な症状に対して、以下のような有意な改善が認められました。

 

・ 足がムズムズする感覚が33%減少(対照群:3%減少)
・ 虫が這うような感覚が30%減少(対照群:7%減少)
・ 搔きむしりたくなる感覚が41%減少(対照群:7%減少)
・ 拍動性の痛みが63%減少(対照群:6%減少)
・ 疼くような痛みが72%減少(対照群:3%減少)
・ 痒みが48%減少(対照群:10%減少)
・ しびれ感覚が52%減少(対照群:17%減少)
・ 睡眠障害が61%減少(対照群:16%減少)

 

調査によると、レストレスレッグス症候群の患者のうち、22%もの人が静脈不全を併発していることが分かっています。レストレスレッグス症候群と浮腫の関係についてはさらなる研究が必要ですが、今回の研究では、ピクノジェノール®を摂取した被験者の81%が浮腫の少ない状態へ改善したことが分かりました。さらに、4週間後、ピクノジェノール®を摂取した被験者では、疼痛治療の必要性が有意に減少していました。

 

ペスカトーレ博士は次のように述べています。

「レストレスレッグス症候群と診断され薬物治療を受ける場合、治療薬には脳内のドーパミンを増やす医薬品が含まれるため、吐き気や眠気などの副作用が起こる可能性があります。また、さらに重い症状の場合はオピオイド系鎮痛薬や中枢神経系の薬物治療が選択肢となることがありますが、これらも副作用には注意すべき医薬品です。ピクノジェノール®は天然成分でできていて、数十年にわたる研究と世界的な市場展開により、この血行促進剤は安全で効果的であり、特に自然に血行を改善する最前線の成分として認識されています。また、今回の研究で、レストレスレッグス症候群に関連する症状に対する効果が明らかになりました」


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